"枕"の形がわかるかな?
リビラ川沿いの枕状溶岩
日高町里平から里平(リビラ)川沿いの林道は右岸から左岸に渡るところにゲートがある.2.5万地形図ではここより上流の川沿いに林道が表記されているが,2012年10月現在,この道路の大部分は激流のため浸食されて崩壊している.ただ露頭はゲートから200mほど歩いたところにあるためアクセスは容易である.
林道沿いには枕状溶岩の露頭がいくつか見られる.一般の方が気楽に眺めてわかるような産状ではないが,「枕状溶岩」と意識して見ると判別がつくだろう.径30〜60cmほどの筒状の"枕"が累積している.また枕状構造の表面は灰色,内部は赤味を帯びている.なおこの枕状溶岩はリビラ層群の構成要素である(吉田ほか,1959).
所在地
新冠町 里平(リビラ)川
参考文献
吉田 尚・松野 久也・佐藤 博之・山口 昇一(1959)5万分の1地質図幅「比宇(札幌-56)」および同説明書.北海道開発庁,54p.
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