長流川に沿って続く火砕流台地
長流川左岸の洞爺火砕流堆積物
約11.5万年前に噴出した洞爺火砕流堆積物は,長流川下流左岸の崖で見ることができる.明瞭な2層のフローユニットが認められ,下位が細粒分を主体とする火山灰流,上位が軽石流である.どちらの火砕流も非溶結である.岩質は流紋岩質であるため,崖は白っぽくなっている.
この火砕流堆積物は,北は日本海に面した岩内海岸まで,南は伊達市まで流下堆積している.
既存の指定など
支笏洞爺国立公園
所在地
伊達市 北長和町
参考文献
曽屋龍典,勝井義雄,新井田清信,堺幾久子,東宮昭彦(2007)02有珠火山地質図(第2版).産業技術総合研究所地質調査総合センター.