石狩管内のジオサイト
遠く大雪山系を源流にもつ石狩川の末端に位置する石狩平野は,今でこそ開発が進んでいるためわかりにくいですが,湿地・泥炭地の宝庫でした.このような軟弱な地盤の改良を重ねて農地・宅地が整備されています.東縁部の野幌丘陵などは活断層により形成された地形と考えられています.山間の神秘的な支笏湖には恵庭岳などの噴煙を上げる活火山も存在します.この支笏カルデラから放出された支笏火砕流は広大な地域に大地を形成しています.また現在は全て閉山していますが,豊羽・手稲・千歳鉱山,他無数とも言える鉱山開発も活発に行われていました.