2万5千年前の石器原石の採掘跡
白滝黒曜石 西アトリエ
八号沢川の奥,標高1,147m の平坦な尾根状に,かっての黒曜石採掘跡である西アトリエはある.
この黒曜石は赤石山山頂部溶岩の外皮として形成されたものである.赤石山山頂部溶岩は,大半が黒曜石層からなり下部に球顆発達部がある.このような産状を反映して,西アトリエでは光沢の強い黒曜石の原石が一面に散らばっている.球顆を含んだものや赤褐色の流理構造を持つものなど,いろいろな顔つきの黒曜石を見ることができる.
既存の指定など
道指定天然記念物(白滝の流紋岩球顆)
日本ジオパーク
所在地
遠軽町 白滝八号沢
参考文献
和田恵治(2010)白滝黒曜石学習会・巡検案内書.
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