空中回廊で露頭見学
積丹半島の神威岬
神威岬は積丹半島の北西に突き出た岬で,岬の下部は後期中新世の余別層火砕岩部層,上部は鮮新世の野塚層砂岩礫岩層である.
余別層火砕岩部層はハイアロクラスタイトとそれに伴う二次堆積物・塊状溶岩からなっていて,いずれも石英含有黒雲母角閃石安山岩である.露頭では亜角礫を含んだ赤紫色の火山角礫岩に見える部分が多い..
野塚層砂岩礫岩層は神威岬灯台へ行く回廊で様々な岩相を見ることができる.特に,灯台の少し手前には砂岩とシルト岩の見事な互層がある.
なお,神威岬からは沼前地すべりの全景を見ることができる.
所在地
積丹町 神威岬
参考文献
山岸宏光,石井正之(1979)5万分の1地質図幅および説明書「余別および積丹岬」.25-33.北海道立地下資源調査所.
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