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その昔,阿寒川は釧路川に合流していた

阿寒川の旧流路

牧草地の中に蛇行跡を残す旧阿寒川:山花橋東の道々徹別原野釧路線南側で見られる旧阿寒川の流路跡.蛇行しているのがはっきりと分かる.【写真: 石井 正之】
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流路跡に水がたまって沼になっている箇所もある.右手の白く見える部分.【写真: 石井 正之】
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【写真: 】
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阿寒湖に源を発する阿寒川は一路南に流下している.釧路市阿寒町東舌辛付近で流路は東南東に向きを変え,さらに釧路市山花付近で南南東に向きを変え大楽毛で太平洋に注いでいる.

しかし,今から75年ほど前まで阿寒川は山鼻付近からさらに東南東に流れ,今の仁々志別川との流路を流れ下り,現在の旧釧路川に合流していた.その流路の名残が,山花から美濃西二十八号にかけて見られる.

阿寒川が旧釧路川に合流していた時代,下流の鳥取村(現釧路市)の住民は度々の洪水に悩まされていた.1890(明治23)年には阿寒川の水の一部を大楽毛川に流す分流工事が行われた.その後,1920(大正9)年8月10日に釧路川流域は大洪水に見舞われた. この時に,阿寒川は旧流路を捨て大楽毛方面に流れを変えたと言う.

【執筆者:石井 正之】

所在地

釧路市 山花,美濃

参考文献

北海道開発局釧路開発建設部(1983)釧路川治水史.