メムの名残の小川
北大構内のサクシュコトニ川
北大構内のクラーク像の東に広がる中央ローンは小川を中心にした芝生の広場である.この小川が,かってのサクシュコトニ川の跡である.この川の跡は百年記念会館の脇を通り工学部南側の「大野池」へと続く.さらにポプラ並木の脇,北の遺跡保存庭園の西を通り武蔵女子短大付近で琴似川に合流している.比高2m ほどの沢筋として流路の地形が残っている.
なお,現在流されている水は,「水と緑のネットワーク事業」により藻岩浄水場から引いているもので2004(平成16)年5月に通水したものある.
また,工学部南の大野池は1940(昭和15)年頃,恵迪寮の学生がスケート場をつくるために掘り込んだのが始まりだという.
既存の指定など
北大構内「遺跡保存庭園」(一部)
所在地
札幌市 北区北8条から北18条
参考文献
地学団体研究会札幌支部(1984)地質案内 札幌に自然を歩く〔第2版〕.北海道大学図書刊行会.
<http://www.hokudai.ac.jp/bureau/populi/edition17/toku1.html>
<http://eprints.lib.hokudai.ac.jp/dspace/bitstream/2115/1221/1/k2-3_p27-30.pdf>