湧き水を集めて作った人造沼
利尻島の姫沼
鴛泊(おしどまり)フェリーターミナルから約5km(だが,かなりの登り道)の利尻山の麓には,原生林に囲まれた周囲1kmほどの姫沼があります.すぐ近くまで車で行くことができ,駐車場やトイレもあって便利です.また沼の周囲には散策路が整備されており,20分ほどで散策できます.
この姫沼は,火山扇状地の末端にあった小さな涌水と3つの小沼を使い下流をせき止めて作った人工湖です.その名残が,湖畔にある姫沼涌水ですが,水量は少なめです.沼の名前は1910年代にヒメマスを放流したことから名づけられました.姫沼から甘露泉水へのハイキングコースやサイクリングロードも整備されています.
既存の指定など
利尻礼文サロベツ国立公園
所在地
利尻富士町 鴛泊湾内
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参考文献
北海道開発庁(1967)5万分の1地質図幅「利尻島(旭川-7,12,13)」および同説明書.29p.
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