山間の100℃間歇泉
ヌプントムラウシ温泉
新得市街から十勝川に沿って北に進み,曙橋から右手に林道を15kmほど進みます.温泉「通」には知られているため,思ったよりも多い対向車やバイクに注意しなければなりません.林道を半ばまで進んだところに「十勝川源流部原生自然環境保全地域(昭和52年12月指定)」を示す看板があります.山岳避難小屋の脇へ入り,徒歩で丸木橋を渡ると湯気がもうもうと立ち上がっています.湯船・脱衣所は河原にありますが,とりあえず温泉湧出口を見に行きましょう.
湧出口は温泉のすぐ側にあります.時期によって湧出量が変わる様ですが,ゴボゴボと穴から溢れ出しています.湯温は約100℃!,決して手を出さないようにしてください.泉質は「含硫黄-ナトリウム-塩化物・炭酸水素塩泉」,硫黄臭がして微濁透明です.
所在地
新得町 ヌプントムラウシ林道〜沼の原登山道
参考文献
松田忠徳,1986,北海道の温泉.北海道新聞社.