470万年前に形成された岩体
硬石山デイサイト
硬石山デイサイトの柱状節理を豊平川対岸から見ることが出来る.支笏火砕岩類は札幌軟石として建築材料として利用されてきたのに対し,硬石山は明治時代から砕石,骨材として利用されてきた.採掘跡は一部宅地として造成されている.硬石山周辺で手軽に見ることができる柱状節理の露頭として重要である.
なお,十五島公園の豊平川河床(吊り橋付近)では,本デイサイト貫入岩体と後期中新世泥岩との接触境界部がみられる.
所在地
札幌市 南区石山
参考文献
北海道立地下資源調査所(1956)5万分の1地質図幅「石山(札幌-30)」および同説明書.54p.
地学団体研究会札幌支部(1984)札幌の自然を歩く{第2版}.北大図書刊行会.