豊平川上流の大ダムの基礎岩盤
定山渓ダムの石英斑岩
豊平川支流小樽内川に造られた堤高117.5mの重力式コンクリートダムである.竣工は1989(平成元)年の多目的ダムである.
ダム左岸の尾根やダム下流園地のアプローチ道路の渓流橋付近に露出しているのは定山渓石英斑岩体の一部である.ダムを斜めに横断するように断層が通っていて,右岸はデイサイトで構成されているが,ダム周辺ではデイサイトの露頭を確認することは難しい.
既存の指定など
支笏道や国立公園(一部)
所在地
札幌市 南区小樽内
参考文献
土居繁雄(1953)5万分の1地質図幅および説明書「定山渓」.北海道開発庁.
北海道開発局豊平川ダム統合管理事務所 定山渓管理支所,豊かさとうるおいの源流 定山渓ダム.