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支笏カルデラ

ジェット旅客機の窓から撮影した冬の支笏湖.中央左の雪を被っているのが樽前山.支笏湖を挟んで反対側に恵庭岳.【写真: 川村信人】
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長沼町ながぬま温泉北方から撮影した支笏カルデラを囲む山々.画像をクリックしてください.左から,樽前山・風不死岳・紋別岳・恵庭岳.それらの手前に火砕流台地が明瞭に見えている.【写真: 川村信人】
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【写真: 】
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支笏カルデラは,約4万年前の噴火後の大規模な陥没でできた直径約12 kmの凹地で,そこに雨水がたまり支笏湖となった(写真1).湖面の海抜は248 m,湖の最大水深は363 mである.支笏湖はその風光明媚さから,札幌圏の代表的な観光サイトとなっている.

支笏カルデラの外壁部には,恵庭岳・風不死(ふっぷし)岳・樽前山というカルデラ形成後の火山が形成されている.紋別岳は,支笏火山よりやや古い時代の火山である.これらの支笏カルデラを縁取る山々は,特に北広島市~長沼町周辺で非常に良く見え(写真2),その間に存在する支笏カルデラの規模の大きさを実感させてくれる.

【執筆者:川村信人】

既存の指定など

支笏洞爺国立公園

所在地

苫小牧市

白老町

千歳市

恵庭市

リンク

mkawaの地質ブログ-支笏カルデラのお姿

mkawaの地質ブログ-支笏カルデラ空撮

参考文献

北海道開発庁(1957)5万分の1地質図幅「樽前山(札幌-41)」および同説明書.51p.