松浦武四郎の発見した石炭露頭
空知川露頭炭
赤平市茂尻の空知川堤防上には,北海道開発局が設置した写真1のような面白いデザインの説明看板が立っている.その説明文によると,北海道探検で有名な松浦武四郎が安政4年(1857年)に発見したもので,その後の空知炭田の端緒となったとされている.
石炭の露頭は,空知川沿いの河蝕崖(攻撃斜面)にあるので,看板の立っている西側(左岸)からそれを見ることは難しく,河岸に下りることもできない.対岸の百戸町側の河川敷から真正面に見ることができる(写真2).
この地層は古第三系始新統に属する赤平層で,泥岩・砂岩の互層中に厚さ数m以上の石炭層を挟んでいる.正面から見ると石炭層の部分を軸とする背斜を形成しているように見える.周囲の互層の傾斜は変化に富んでおり,褶曲が激しいものと考えられる.
所在地
赤平市 茂尻
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参考文献
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